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2009年3月14日土曜日

ポルトガル語 講座 会話

昨日は友人に電話をしましたが、ブラジルの電話対応には慣れない習慣があります。それは電話をかけた人がまず相手の名前を聞くことです。日本語に訳せば"もしもし、どちら様ですか。"とまず問いかけることです。今でも僕はこれに戸惑ってしまいますが、実は聞くことはちゃんと礼儀のひとつでもあります。なぜなら、相手の名前がわかれば名前を使ってあげながら会話をすることができるからです。名前を聞いたらちゃんと名前を覚えてあげることが大切ですね。ちなみに、もちろんですが携帯電話など話相手が特定できている場合は聞きません。ポルトガル語の会話例文をひとつ見ていきましょう。

会話状況の説明:
マリアはパウロにライブの事を思い出してあげるために電話をかけることになりました。果たしてパウロは覚えていたのでしょうか。
Maria:Alô, quem fala?
Paulo:Paulo?
Maria:Oi Paulo, aqui é a Maria.
Paulo:Oi Maria, tudo bem?
Maria:Tudo. Graças a Deus.
Paulo:Que bom. Que manda Maria?
Maria:Então Paulo, eu estou te ligando para te avisar sobre o show que vai ter na semana que vem.
Paulo:A é Maria! Ainda bem que você me ligou. Eu já estava esquecendo disso.
Maria:Não pode esquecer não, Paulo. A gente já comprou o ingresso viu!
Paulo:Pode deixar Maria, não esqueço não.
Maria:Tudo bem então Paulo, Até semana que vem.
Paulo:Até Maria, se cuide.
Maria:Beijo.
Paulo:Outro.

マリア:もしもし、どちら様ですか。
パウロ:パウロだけど。
マリア:元気パウロ?マリアよ。
パウロ:ようマリア。調子はどう?
マリア:順調よ。神様のお蔭ね(お蔭様で)。
パウロ:それはよかった。ところでどうしたのマリア?
マリア:そうパウロ、来週のライブのことを言うために電話をしたの。
パウロ:そうだったマリア!電話をしてくれてよかったよ。すっかり忘れてた。
マリア:忘れちゃだめだよ。もうチケットは買ってるんだから!
パウロ:僕に任せてマリア。忘れないよ。
マリア:わかったわパウロ。じゃあまた来週ね。
パウロ:またね。気をつけて。
マリア:バイバイ(キス)
パウロ:バイバイ(キスを返す)

解説:
Alô, quem fala?
電話をかけたらまず相手の名前を聞きます。quem falaのほかcom quem estou falando?と言ってもいいですね。

aqui é a Maria
こちらはマリア。aquiはここという意味。aqui quem fala é o ~という風に話しても良いでしょう。

Graças a Deus
神様のお蔭という意味ですが、これはお蔭様でという意味が一番近いでしょう。もともとは宗教の習慣からきていると思いますが、カトリック教以外の人も言います。

Que manda Maria
どうしたのマリア?mandar動詞の現在形。命令するという意味の動詞です。スラングで使いますが手紙で使うことはないです。会話の場合のみ使うようにしましょう。

Até Maria, se cuide
またねマリア、気をつけて。本来ならばAté semana que vemと言い返すのですが、マリアがすでに"また来週"と言いましたので会話がスムーズにすすむために略しています。se cuideは気をつけるということです。会話を終了させる時の挨拶に利用度が高いので覚えておくと大変便利です。

Beijo, Outro
最後にしめる言葉、キスをなげてあげることです。これはブラジルの習慣で人と別れる際にほっぺたにキスをしてあげることから来ていますが、outroはそのキスを返してあげるという意味を持っています。ちなみに男同士はキスをしません。abraçoと言ってあげましょう。同じくoutroと言って返してあげることができます。

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